M子さん(以下M):先週、総務課の山田課長から、社内報を作るのを手伝ってくれって頼まれたの。私、社内の野球部やテニス部に入っているから、そういうネタを盛り込んでって言われて。
K君(以下K):へぇ、スゴイじゃない。今までの社内報って文字ばっかりで、いまいち面白味に欠けてたもんね。パソコンのワープロソフトで作っているのかな?
M:そうみたいよ。どうしたら“読んでもらえる”社内報にすることができるかしら。
K:やっぱり、写真とかイラストを入れたほうが紙面に華やかさがでるし、物事を伝えやすいよね。
M:ワープロでも画像の貼りこみができるのは知ってるけど、スキャナがないわ。
K:僕のデジタルカメラを貸してあげるよ。これで野球やテニスの試合を撮影すれば、あとは付属ソフトで簡単にパソコンに取り込めるから。
M:イラストは?
K:デジタルカメラには接写機能が付いているタイプが多いから、これも撮影してしまえばいい。地図だってキレイに写せるよ。
M:なるほど。ビジュアルと書くネタが決まれば、次はレイアウトね。
K:普通の文書のような形態もいいけど、段組み機能があるなら使ってみよう。1ページを縦に3段に分けて、文字を流すと1行あたりの文字数がそれほど多くないから読みやすくなるんだ。その中で画像を数点置いていく。社内報タイトルにも凝りたいな。今のタイトルは「Monthly Report」というのを一番上に置いてあるだけでしょ。グラデーションをかけた楕円の枠をバックに敷いたり、飾り罫線で囲んだりすると、見栄えが良くなるよ。
M:あと、何か気を付けることはあるかしら?
K:そうだね、ワープロ的な機能ではないけど、文章の構成かな。雑誌を読むと気付くと思うけど、一つの記事には大きな見出し(タイトル)があって、タイトルの下や本文の前に、リード(記事の簡単な概略や導入部)が本文よりやや太い書体で入ってるよね。それから、小見出しが適宜付いている。これは、長い本文をズラッと流しただけじゃ読みづらいし、どういう内容なのかわかりにくいからなんだ。面白い小見出しがパッと目にはいると読もうかなって気になるでしょ。記事を書くときも逆に、タイトルと小見出しから作るようにすれば、文章が上手くまとまるものだよ。
M:さすが、小学校のときから学級新聞作っていただけあるわ。山田課長と大幅リニューアルの社内報作るから楽しみにしててね。

K:学級新聞で思い出したけど、今年のオリンピックでマラソンの銅メダルを取った有森選手のお父さんは、家庭内新聞を作ってるんだって。M子さんも社内報のクオリティアップに生かす意味で、これをマネしてみたら?お父さんが6人兄弟ですごく親戚が多い、っていってたでしょ。ワープロで従兄弟や姪の近況とか、M子さんちのニュースを載せた新聞を作って、ご親戚に送ってあげると喜ばれるんじゃない?
M:画像の貼りこみとかできるんだものね。でも、新聞っぽく作るのって社内報より難しそう。
K:さっき話した段組み機能を使えば簡単だよ。その中に表組み機能でいくつか枠を作って、コラムっぽい文章を入れるとより新聞らしく仕上がるね。
M:なるほど。でも、私忙しいからそこまで凝るのは難しいわ。お母さんと一緒に始めてみようかしら。親戚ネタ詳しいし。
K:1人より2人のほうが、わからないことを教え合ったりできるよね。親子でワープロの達人になれる日も近いよ。


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